DCP樹脂は、ジシクロペンタジエン(DCP)を主原料とした熱硬化性樹脂で、短時間での大型複雑な形状の成形品を製造できます。また、金型の中で反応重合と賦形が同時の行われるため、大量、中量、少量生産までを幅広く対応できます。
低粘度、高反応な液状樹脂を成形に用いるため、大型、肉厚、複雑な成形物を得ることに適している。
成形時の圧力、温度が低く、型費が安い。
また、シンプルなRIM製造設備により、生産立ち上げまでの手間、期間、コストが圧縮される。
耐衝撃・剛性が高い水準でのバランス、強靭な成形物が得られる。
離型剤、ポストキュア共に不要で、反応時間も短く環境にも配慮した製造工程での成形。
特に大型成形に用いられるFRPと比較し、成形サイクルを大きく短縮することが可能。
A液とB液の2液をミキシングヘッドにて衝突混合させ、金型に注入、金型内で重合反応が起こり、硬化することで成形物を得ることが出来ます。
耐熱性・耐衝撃性・電気特性などを活かし様々な用途に実績があります。
電子部品の組み立てロボットに導電性塗装を組み合わせて樹脂製カバーとして実用
屋外での使用、高い耐久性や耐衝撃性を活かしの建機・農機の分野での実績があります。
耐衝撃性、耐酸性、耐アルカリ性などの物性を活用。コンクリートに比べて軽量化にも寄与した用途です。
高い圧力や曲げ応力に耐久、防錆や塩害などの腐食に対応した用途です。
弊社工場のDCP関連の生産設備の一部をご紹介します。
東邦機械 MNR-
MR-80
MR-75